夫 外泊を知らずに彷徨う

夫 外泊ばかり、何故そーも人を馬鹿に出来て?「ちげーよ!ほら遅延、線路内で事故さ」嘘!そーゆーの大抵、夜起きる。あったとしてもすぐ動く。

「終電前だぜ?夫 外泊はやむを得ず」はぁ、もーいーわ。「何が?」次やったら、家を出てく。「ちょ、大袈裟過ぎ!」

大袈裟?私は貴方を求め、この寒空を延々探し回ったのよ?「なっ、何馬鹿やってんだよ!頭おかしーんじゃ?」させたのは誰?まさか夫 外泊は想定外。

「けどよ、まさか妻が一人、亭主を求め、真夜中に彷徨う等…誰が想像するよ」私は孤独、寒さを肌に感じつつ、夫 外泊を知らず、彷徨った訳。分る?

「すまぬ、俺が悪りぃ…」本当よ。「でも頼むから、二度とそんな真似せんでくれ。幾らお前といえど、夜に女性が一人、街中をフラフラよくねー…」

じゃあ、もう絶対やめる?「肝に銘じます」何故、断言できぬ訳?「いつ起こりうる事態か分らぬ。約束は出来んよ!」

馬鹿!こーゆう時、嘘でも約束交わすのが、普通!安心させよーって気持ち、ゼロかい?